昨日、パースに住んでいるgabyさんの家に押しかけた。

10分以上も先の公園まで間違えていってしまったり、すてきなアパートの入り口にある警備のための柵をよじ登って乗り越えたり、と犯罪染みたことをしつつ彼女のその素敵なお部屋にたどり着いた。

彼女はとてもすてきな気持ちがいい人。今まで2回ほどお宅にお邪魔したが、その度にご馳走してもらった挙句、片付けもせずついつい長居する、という最悪の客として甘えさせてもらっている。

初めて彼女の家にお邪魔した日、私は3,4ヶ月ぶりに日本語を長時間、かつ心が許せると思える人に話した。自分でこんなに話すなんて、というくらい喋り倒し、食べて飲んだ。

その反動で翌日から二日間放心状態だった。説明しなくても分かり合える空気と言語があり、そこから生まれてくるものを批判するのにも懐かしむのにも、お互いどこかで愛しいと思う気持ちを共有しているということは、とても楽で居心地がよくて、日頃の生活からかけ離れすぎていたからだ。

その翌日川岸を歩いていて、家族連れや仲間同士がバーべキューなどをしつつくつろいでいるのを見ていたとき、胸がしめつけられて涙が出てきた。ああ、こういう心地よさを私は抜け出したんだなあ。ここではあういう心地よさは既得の権利ではないんだな、と。

あれは、その前日、それまで気づかなかったその快適さを改めて感じたからこその感慨だったのだろう。

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