大学院のプリンターが一枚5Cになった。今までは自分の紙を持っていけばただでできるものだったのに、突然。誰かが、裏紙をホッチキスがついたままで入れて、印刷機が詰まることが多いからだそうだ。

今までは裏紙を使ったりしてお金を倹約することもできたが、これからはそうはいかない。貧乏くさいが、たかが紙と侮れない。誰かの博士論文を印刷するとなると、100枚は超えるし、いつ終わるかわからないデーターを印刷するのは仕事のうちだ。

事務が便宜性のために独自で決めたことらしい。教授陣は知らなかったようで、驚いている。まあ、根回しされていて、そこのレベルで承認されているよりは罪がないが。

問題は紙が使えないということだけでなく、オーストラリア人の博士課程の多くの学生はTAをしていて、スタッフとしてただで印刷ができる権利を与えられているということにある。つまり、皺寄せはTAを与えられていない留学生に来るのだ。

ある一部の人たちだけが印刷に課金されるということは、そのある一部の人々に、電子文書・ジャーナル(多くの人が印刷して読むことを前提として)文献へのアクセス、書類作成時の校正など制限することを意味する。平等ではないと思う。

指導教官には、これらの点を整理してメールを送った。これが留学生に対する「不平等」を含んでいる問題だから、改善されるのでは、という気もする。そういう点を指摘されると弱いはずだ。

でも気の毒なのは、事務のシステムの人だ。事務に頼まれて大急ぎで今までのを切って、新しいのに切り替えたばかりなのに。そして、事務のお兄さんはあまりにもホッチキスのついた裏紙に気をとられて、このことが引き起こす問題や不平等性に気がまわらなかったのだろう。彼らのことは好きだが、今回は引けない。
頑張って騒いでみた。本当はこういうのは好きじゃないけど、仕方ない。手遅れになる前に。

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