お迎え

2004年8月12日 お仕事
企業の方の日本語のクラスは、8時から始まる。小さいパースのこと車なら30分弱でつく距離だ。ただ、バスだと話が違う。
朝、10分以上歩いて、15分おきのバスを乗り継ぐ。クラスの直前に着くわけにもいかないから、結局、いつも6時半のバスに乗っていた。家を出るのは、6時過ぎ。

以前、生徒とご飯を食べている時に、その話題になった。彼女が昔好きだったと言う男の子が、散々、「こんな小さなアジア人の女の子を、君の会社みたいな大企業がそんな低賃金で雇うだけじゃなくて、朝早くから働かして・・」とからかったのだ。

私は、自分が好きでやっているからいい、といったのだが、その生徒はそんな早く私を起こしているとはしらなかった、と、他の生徒である彼女のマネージャーに開始時間を遅くしようと取り合ってくれた。

マネージャーは、バスが不便なのは時間を遅くしても変わらないと言って、今週から迎えに来てくれることになったのだ。会社のお金で買ったという彼専用の車ベンツCクラスに乗って出勤してしまったーーー。貧しい留学生生活とはまったく違うすわり心地だった。

快適度も抜群だった。でも、それどころじゃなくて、その心遣いにこころ動かされた。

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