ばななけーき

2004年9月1日 日常
バナナが腐りかけていたので、バナナケーキを焼いた。

バナナケーキは人生で私が最も作っている料理だと思う。ハンドミキサーがあれば本当に楽になのだ。バターをあわ立てて、砂糖入れてあわ立てて、卵入れてあわ立てて、バナナを入れて、胡桃を入れて、粉を入れて。温めてあったオーブンに入れる。バターをあわ立てる段階で短気を起こさずにいれば、めったなことでは失敗しない。そしておいしい。器具は、紙で拭いてから洗うと手早くできる。

なのに・・・
前回は、ハンドミキサーがないのでジューサーを使った。バターが泡だつことなく、結局、ふんわりしない、バナナパンとケーキの間みたいなのができた。

今回は、仕方ないのでバターを半溶かしにしてから、手であわ立てた。オーブン皿が広すぎて、厚みのないケーキになったが、紛れもないバナナケーキになった。焼くまでに30分程度だった。

バナナケーキには、思い出がたくさんある。

大学時代は、学祭で資金を作るために、一晩に10本以上焼いたこともあった。そして、それにまつわる思いでもたくさん。

そして、そのレシピは近所のおばあさんに教えてもらった。そのおばさんは、私の知らない間に病気になって、亡くなってしまった。お葬式も行ったけれど、今でも実感がない。ちょっと洒落たさっぱりしたおばあさんで、私にはおばさんと言う感じの人で、大好きだったのに。そして彼女にまつわる思い出もたくさん。

だから、バナナケーキは私をどこかに連れ戻す。

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