学生との関係

2004年9月23日 お仕事
コミュニケーションの道具である言語を教えるという作業はとても微妙なものだと思う。何か学び取ったものを教えるのと違い、私は母語話者だっていうだけだ、彼らよりすぐれたとこは何もない。

緊張すれば、しどろもどろになるのと同じで、ましてや、学生はある程度リラックスしていないと口が動かない。嫌な人とは喋りたくない、というのは人間として普通の態度だ。こういうのに気を廻している他に、何を言おうとしているかを読み取ろうと全身耳で接している。

なんていうのだろう。杏さんの日記では、カウンセラーぽくになってしまうとの書かれてたけど、私は、キャバクラチック(行ったことないから想像だけど)だと思う。相手が喜びそうなネタをいつも蓄えつつ、つぼを探して質問して、大げさに喜んだり。日本語を教え始めてから、明らかに、初対面の人の相手がうまくなった。

学生からメールが来た。「なんか昨日疲れてたけど、大丈夫?」って。彼は、週に一度どうしてもこれないので、毎週一対一で補習をしなければならない。放っておくとずーと喋るし、その感じから違うものをちょっと感じていたので、ここ二週間はちょっとつれなくするようにしてた。私は、こういうのになれてないので、反応しすぎてしまうだけで、普通の人のレベルでは大したことないのだと思うけど。それにしても、なんかなあ。

ここのところ、こういう感じのがよくある。どれも関係とか築くレベルまで持っていかれることがない、好かれ方。年下で、なんていうのだろう。同じような感じの人だ。人生で3回もてる時期があるというのが本当なら、私はこんなことで無駄にしたくないのだが。

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