借家暮らし

2004年11月3日 日常
もちろんのことだけれど、今は借家暮らし。この家を追い出されることになった。

今は寮がこの家を持っていて私は寮から借りている。だから、電気代とかガスとか気にしないでいいし、何かと楽だった。でも、おいだされるらしい。管理費がかかるからだそうだ。

昨日の夜、同居人と居間に居た時、もう人とはすまない、ごめん、だから僕のことを考えずに早く自分の場所を探して、と言われた。確かに、彼でもない人とそう長く住むのもおかしいので、合点がいく。それに、彼のペースは人を飲み込む。一緒にいないほうがいい。

もうとにかく面倒だ。住む場所を探し、交渉して、見に行って、新しい人と住むのが。ああああああああああ。とにかくいやだ。

それがきっかけになっていろいろ考えた。

最近、何か大きい力が私を押しているように感じる。動け、落ち着くな、と。それは、私の中の根本の深いところにある欲求で、小さい頃からの理想だった。それと同じぐらい私は、家庭や家族や小さなコミュニティーに固執する傾向がある。それは、もっと別の欲求みたいなものだと思う。

もう18くらいからこの繰り返し。動きたい、とりあえずと借家暮らしをする。そこでコミュニティを築く、動けなくなる。ある日突然、そのコミュニティが崩れる。落ち着きすぎた自分に動揺し、後悔する。もう10年くらいこれをやっている。

背中を押してくれる大きな力に身を委ねるべきなのかもしれない、と強く思う。

でも、悲しい。

自分の無能さー学問だけじゃなくて、独立心のなさや、弱さや、依存してしまうところとか、そういうのを含めてーもうとにかく、悲しい。

道を歩いていて赤ちゃんを抱いている母親を見て、母親になりたいと思った自分に恐れをなした。それって、私が一番なりたくないと思っていた姿だ。自分の存在意義のために子どもをなんて、最悪だ。

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