負け犬って・・・

「負け犬」とか「勝ち犬」とかいうことばが毎日Yahooのニュース覧の見出しにでてくる。それも違う話題で。

そもそも、「負け犬の遠吠え」で使われていた「負け犬」って違う意味だったんじゃなかったか、と思う。「負け犬」って自称してしまったほうが、そもそも30代、40代マイノリティーの立場として生きやすい、という話だったと思う。でも、実際は違う意味で使われている。

紀宮さまや杉田かおるやら、アイコンのように言われてきた人たちの結婚が決まったりして、なんだかますますその傾向が強くなってきている気がする。

でも、これって要は、よくみられるヘンなルールの1つだよな、と思う。おしゃれに関心がない、とか、女性なのに料理や家事ができないとか、ノーメークで外出しちゃいけないとか、イマドキ髪が黒いなんてとか、携帯がまだモノクロだとか。こうやって、へんな規則みたいなものがどんどん増えて、大切なことにかけるお金と時間が削られている。そういうものの1つだと思う。

私は、B型でひとりっこで親が普通より年をとっていて、女の子なのに手先が不器用だったから、10歳ぐらいの時にはこういうルールはミミタコだった。「B型なんだーかわいそう。」「ひとりは順応性がないから」「女の子なんだから折り紙きちんとおりなさい・・・」etc...

普通にかわいいそこらのお嬢さんは、こんな中ではそりゃ、勝ち組になろうってあせるんだろうな、と思う。そして、「負け犬」だと自称できる人々は、こんな世間の言い方も含めて「マタマタ」って笑い飛ばすのだろうけど。
それにしても、ちょっと、バカらしいと思うけど。